About the Programme
物理遺産とは
日本物理遺産は、物理学に関連する歴史資料の保存と継承をはかり、物理学の社会的貢献の広報と先人の業績に対する誇りの醸成に貢献することを目的とした制度です。その定義と類別、認定プロセス、体制をご紹介します。
科学は文化である。
日本の物理学が刻んだ思考と活動の足跡を、
次の150年へ。
日本物理遺産は、物理学に関連する歴史資料の保存と継承をはかり、物理学の社会的貢献の広報と先人の業績に対する誇りの醸成に貢献することを目的とした制度です。研究や教育などに関わる、さまざまな形態の「物理学の記憶」を対象としています。
日本物理遺産として定義されるのは、次のいずれかの区分に当てはまるものです。
- 日本において、または日本人が中心となって達成された物理学研究の重要な成果を示すものであって、学術上の価値が特に高いもの。
- 日本における物理学の研究・教育等の在り方の推移を理解するため欠くことのできないもののうち、特に重要なもの。
日本物理遺産には、重要な研究・教育などが行われた場所の遺構である「史跡・旧跡」(第1類)と、それらに関わる文書や機器・装置などの「歴史資料」(第2類)という、2つの類別があります。遺産によっては、両方の類別に当てはまることもあります。
Two Classes
第1類・第2類
— 認定の区分
Class I
第1類 — 史跡・旧跡
Historic Sites
重要な研究・教育などがなされた場所の遺構。土地の記憶を継承します。
Class II
第2類 — 歴史資料
Historical Materials
重要な研究・教育などに関わる文書または機器・装置など。歴史を物語る実物を伝えます。
認定された遺産は、認定遺産一覧で類別ごとに絞り込んでご覧いただけます。
Certification Flow
認定プロセス
認定にあたっては、物理遺産委員会が候補を選定・推薦し、それを受けて理事会が最終的な認定を行います。候補は会員からの提案として募ることができ、寄せられた物件は物理遺産調査小委員会が詳しく調べたうえで評価されます。

認定の日程
第1回の認定は、記念年である2026年と2027年の2期に分けて実施し、それぞれ第1期・第2期として各年度の年次大会で発表します。第2回以降は、2028年から毎年1回の実施を予定しています。
提案の募集
第1回第2期認定に向けた募集を2026年11月におこなう予定です。詳細が決まりましたらお知らせします。
Regulations & Committee
認定の制度および体制
日本物理学会は、2025年9月12日付で「日本物理遺産規程」「物理遺産委員会規程」「物理遺産調査小委員会規程」の3つの規程を制定しました(いずれも2025年10月1日施行)。認定は、これらの規程にもとづき、物理遺産委員会・物理遺産調査小委員会・理事会の体制のもとで進められます。
物理遺産委員会の委員は、次のとおりです(2026年9月現在)。
物理遺産委員会 委員
- 長谷川修司(東京大学)〔委員長〕
- 早川尚男(京都大学)〔副委員長〕
- 石原安野(千葉大学)
- 並木雅俊(高千穂大学)〔物理学史資料委員会委員長〕
- 渡辺宙志(慶應義塾大学)〔広報委員会委員長〕
- 岡本拓司(東京大学)〔担当理事〕